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雛の家/久世光彦


久世光彦って、こんなに色っぽい文章を書く


作家だったんですね。


タイトルからイメージしたのと、かなり内容が


違っていました・・・。


本のはなし ホンの少し


戦争の足音が徐々に近づいてきた昭和10年代


半ば、東京日本橋の人形店「津の国屋」の美人


三姉妹として知られる、ゆり子、真琴、菊乃は


10代後半から20代前半の娘には似つかわしく


ない、他人に言えない恋愛をしています。



長女ゆり子は、親子ほど年の違う右翼の男性と


半ば乱暴されるようにして恋に堕ち、次女真琴は


左翼の朝鮮人の恋人との子を堕胎し、三女菊乃


は耳の聞こえない使用人と主従関係を崩さない


恋愛をしています。



やがて、日本の敗色が濃くなり、「津の国屋」も


終わりが近づきます・・・。





読み終えてまず思ったのが、「ませ過ぎっ!」


でした。



でも、もしかしたら、今の子が子どもっぽいの


かもしれませんね。




菊乃は、押入の奥にこっそり秘密の書物を


隠しています。


泉鏡花や谷崎潤一郎など、およそ青少年に


は薦められない作家のものばかりを。




本をあまり読まない最近の子には、親に隠


れてまで読みたい小説なんて、ほとんど


ないのではないでしょうか。



しかし、こういう、親にかくれて読むような小説


が文学を発達させてきたのかもしれません。



なんといっても、日本の文学の礎を築いたの


は、「平安時代のポルノ」と陰口をたたかれて


いる、「源氏物語」だと言われているのです


から。



しかし、年頃の子を持つ親としては、文学の


発達よりも、若者の健全な恋愛のほうが大事


なのですが・・・。


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