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造花の蜜/連城三紀彦


連城三紀彦というと、ワタシには恋愛小説の


イメージがあるのですが、これは複雑に入り


組んだ誘拐事件を描いていました。


本のはなし ホンの少し


香奈子は歯科医の将彦と離婚して、5歳の


息子 圭太を連れて、印刷工場を営む実家に


戻ってきていましたが、その圭太がある日


何者かにさらわれます。


本庁のエリート警部 橋場の指揮のもと警察


は事件解決のため力を尽くし、間もなく圭太


は犯人から解放されます。


しかし、犯人は用意した身代金に全く手をつけ


ることなく、返しており、何よりも不思議だった


のは、圭太が犯人から、自分ではなく母親の


香奈子が誘拐されている、と思わせられてい


たことでした。



その後、印刷工場の従業員 川田が事件に関


わっていることが判明し、警察は彼の行方を追


いますが、すでに逃亡したあとでした。


空っぽの部屋に「罪と罰」1冊だけ残して。


しかし、川田もまた謎の女の指示に従っただけ


であり、事件は混迷を極めます。





長編なのと、話が入り組んでいるのとで、途中こん


がらがってしまいましたが、終盤の真相を解明して


いく部分は、やはりのめり込んでいきました。


ジャンルでいうと、ミステリーとかサスペンスに分類


されるのだと思いますが、それにしては幻想的な印


象を残した内容だったように思います。



誘拐事件というと身代金ですが、人の命がかかって


いるので、犯人が要求するのは半端な金額ではあり


ません。


身近に誘拐事件なんて起こったことがなく、テレビドラ


マぐらいでしか知らないので、身代金の金額を聞いて


も、いまいちピンとこないのですが、よく考えるとかなり


かさ高い金額ですよね。


たいてい現金で用意されるのでしょうが、ウン千万とか


億とかいうお金とは日頃縁が無いものにはその大きさ


なんて、とてもとても想像できません。


目の前の一万円札が100枚集まった束が10個あって


一千万円で、それが10個あると一億円と考えていくうちに


ワケがわからなくなってきます。



しかし、それは数学の問題のように興味がないために、


ワケがわからなくなるのではなく、興味が大きさから、どう


やって使おうか?に変わっていくからではないでしょうか。


少なくとも、ワタシはそのようです。


おそらく、一生現物をお目にかかることはないと思うので、


大きさなんて、どうでもいいんです・・・。



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