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逆転(リベンジ)/牛島 信


「仕返し」というのは、あまり誉められた行為


ではありませんが、誰もが1度は考えたこと


があるのではないでしょうか。


血の気の多いワタシは、しょっちゅう考えます。


ただ、実際に行動に移すところまではいきま


せんが。


本書は、会社という理不尽極まりない組織に


煮え湯を飲まされた主人公たちのリベンジの


物語です。


短編集なのですが、短編というより掌編といっ


たほうが良さそうな短いものばかりで、どれも


胸がすく思いを味わえます。


本のはなし ホンの少し


約200ページの中に17の物語があるのです


が、その中の表題作「逆転」はリベンジそのも


のでした。


信頼していた上司であり、大学の先輩でもあ


る秋田に子会社への出向を打診された上和


住は、会社員の宿命と思い、その申し出を受


け入れることを決意します。


しかし、その後、秋田が上和住と同期入社の


社員を取締役にするために、目障りとなる上


和住を放出するための人事であることを知り、


彼ははらわたが煮えくりかえる思いをするの


です。


が、そんなとき、上和住のもとに高校の同級


生で弁護士の大木から電話が入り、事態は


急変します…。






ここに登場する主人公たちはいずれも50代で


会社での今後の居場所に明暗の分かれる世代


だと思います。


そして、若手の台頭というものに脅かされる世代


でもあるのではないでしょうか。


最近、50代半ばの方とお話する機会があり、そ


の方がおっしゃるには、


「若い頃は上の世代を目指してがんばってきて、


ようやく自分たちの時代がきたと思ったら、若手


を重用する風潮になって、自分たちの居場所が


無くなった。」


とのことでした。


確かに最近の世の中の流れは、若手を持ち上げ


る傾向にあるようですね。


経験ばかりを重視するのもどうかと思いますが、


若手、若手と祭り上げる風潮も、なんだかもったい


ないような気がしないのでもないのですが。



けれど、どこもかしこも若手の台頭が著しいですね。


我がオットはワタシより6歳上なのですが、結婚当初


「こんなに年下の者からこんなにエラそうなクチを叩


かれたのは初めて」と言われた記憶があります。


それからウン十年を経て、若手であったはずのワタ


シも大御所となり、オットもそのようなことをクチにし


なくなりました…。



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