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手のひら、ひらひら/志川節子


江戸時代の遊郭「吉原」を舞台にした小説は


結構多いようで、ワタシもたまたま手にした本


がそうだった、ということがよくあります。


いくつか読むうちに思ったのですが、吉原の


遊女というのは、実は時代の最先端を行く職


業婦人だったのではないでしょうか。


花魁となると、立派な経営者だったようですか


ら。


本書は、その吉原に関わる人々を主人公に


した短編集です。


本のはなし ホンの少し


その中で、表題作の 「手のひら、ひらひら」 は


淡く切ない恋を描いています。


吉原の遊女を抱える見世(店)の妓夫(下働き


の男性)、豆吉は、婚礼を間近に控えた、雇い


主の娘「まち」から、「結婚する前に1度だけ、思


いを寄せる人と2人きりになりたい」と頼まれます。


幼いころから、忙しく働く両親に代わってまちの


面倒を見ていた豆吉は、彼女に淡い恋心を抱い


ていました。


豆吉は、まちの願いを聞き入れ、その相手の男


性を誘い出し、2人きりにさせるのですが…。






背中を撫でたり、撫でてもらったり、という行為は、


言葉以上に豊かな愛情表現かもしれません。


幼い頃、子どもの背中を撫でると、子どもが気持


ち良さそうにしているだけでなく、撫でている自分


も穏やかな気持ちになれましたから。



豆吉とまちは2人きりで一晩を明かすことになる


のですが、男女の関係になることはなく、豆吉は


泣きじゃくるまちが眠るまで背中を撫でていただけ


でした。


豆吉はまちの幸せを願って、自分の気持ちを封じ


こめ、衝動を押さえたのだと思います。


切ないですね。




背中を撫でてもらうという行為から、遠く離れてし


まったワタシですが、撫でてもらう、もらわないに


関わらず、最近、とても自分の背中が気になります。


背中は年を取るとぜい肉がつきやすくなるそうです


が、自分ではなかなか見ることができませんよね?


かつては、後ろ姿は若い(よく考えると誉め言葉では


ない)と言われたこともあり、またここ20年ほど体重


が変化していないワタシも、よる年波には勝てず、タ


プタプした背中をしているかも?と思うと、いても立っ


てもいられません。


なので、背中のわき側が鏡餅のように段々になって


いる人を見かけると、思わず手がそこにいき、我が身


の確認をしてしまうのです…。



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