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小さいおうち/中島京子


家事代行サービスを利用されたこと、ありま


すか?


チラシを見る限りでは、料金もそんなに高く


ないようなので、1度頼んでみたいなぁ、と思


わないこともないのですが、よく知らない人に


家の中をウロウロされることを思うと、腰が引


けてしまうのです。


根っからの庶民なので、仕方がないのかもし


れません。


本書は、女中のいる家庭というものがそうめず


らしくなかった古き良き時代の、女中とその雇


い主である家族との物語です。


本のはなし ホンの少し


様々な家庭に女中として勤めてきたタキは、


80歳を過ぎて、最も思い出深い平井家で働


いていたときのことを書き残し始めます。


タキは、前夫に先立たれた後、幼い息子を連


れて嫁ぐ時子にとともに平井家に入り、女中


として働き始めます。


時子奥様、恭一ぼっちゃん、旦那さまと、赤い


屋根の小さな家で暮らす日々はタキにとって


忘れられない幸せな日々でした。


しかし、戦争の影が日ごとに増していき、そし


て、時子奥様の秘めた恋に気付いたタキは…。






舞台となった昭和初期は、女中というものの概


念が今とは違い、未婚女性が結婚するまでの


間、行儀見習いのために働く、という感じだった


ようです。


そして、そのお宅で婚礼支度を整えてもらって


お嫁に行くということがめずらしくなかったそう


です。


仕事の内容も、ただ家事をこなすだけではなく、


一家の主婦である「奥様」と相談しながら、その


お宅を切り回す、いわば「奥様」の秘書的な役


割も担っていたようです。



分をわきまえた態度と優れた家事能力で、平井


家の人々から愛されたタキでしたが、平井家を


去る前に初めて時子奥様の道ならぬ恋に意見


します。


しかし、それは、時子奥様のためだけではなく、


タキ自身が胸の内に秘めた思いのためでもあ


りました。


思いを伝えることはできなくても、好きな人のそ


ばにいて、同じ時間を過ごすということは、相思


相愛になる以上に幸せなことなのかもしれませ


ん。


きれいな思い出だけしか残らないのですから。




しかし、女中って言葉、最近はあまり聞かなくな


りましたね。

そういえば、息子に、女中って何?と聞かれた


ことがありました。


家政婦という言葉は、市原悦子のおかげで十


分認知されているようですけど…。



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