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富子すきすき/宇江佐真理


忠臣蔵といえば、浅野内匠頭の家臣である


赤穂浪士が正しくて、吉良上野介は悪人だと


されていますが、そう言い切ってしまってもい


いものなのでしょうか?


悪名高き上野介ですが、彼にも家族がいたの


ですから、人間的な部分もあったのではない


かと思うのですが。


本書は表題作を含む短編集で、表題作の「富


子すきすき」は、上野介の妻である富子が、


上野介亡き後、討ち入りに至るまでの出来ご


とを回想しています。


本のはなし ホンの少し


赤穂浪士が吉良邸討ち入りを果たした後、吉


良家は改易となり、富子は老後を失意のうち


に過ごしています。


富子の実家である上杉家に養子に出した息子


綱憲もそのあおりを受けて、41歳の若さで隠


居の身となります。


病がちとなった綱憲を見舞う富子は、今さら仕


方が無いことと思いながらも、何故こんなこと


になったのか、あれこれ思いを巡らせます。


上野介と内匠頭はなぜうまくかみ合わなかっ


たのか、家臣が仇討に出るのを止めなかった


内匠頭の妻あぐりと、上野介を仇討をしようと


した家臣を止めた自分の違い、そして、5代


将軍の綱吉はこの件をどうとらえていたのか、


など。


しかし、このつらい日々の中、富子は新婚時


代に閨で上野介が何度となく囁いた「富子す


きすき」という言葉を思い出します…。






現在に残る歴史というのは勝者の歴史なので、


真実を伝えているかどうかは疑問の残るとこ


ろでしょうね。


忠臣蔵も、事件当時の世間が赤穂浪士に肩


入れしたとされていますから、赤穂浪士側が


勝者と考えると、歴史は彼らに有利な方向に


多かれ少なから傾いていると考えてもいいの


かもしれません。



頻繁に映像化される忠臣蔵ですが、配役は


必ずといっていいほど、内匠頭は2枚目の好


青年で、上野介はいけ好かないじじいとされ


いますよね?


そのいけ好かないじじいである上野介が妻を


抱きながら、「富子すきすき」と言っていたと


思うと、ぷっ、と吹き出しそうになりました。


でも、なんとなくほっとした気分にもさせられ


ました。



歌や小説やドラマでは、頻繁に登場する「愛し


てる」という言葉ですが、実際にみなさんはお


使いになっているのでしょうか?


残念ながら、ワタシは使ったことも使われたこ


ともありません。


なんだか、恥ずかしくて…。


なので、ワタシは男女間で好意を表す言葉の最


上級は、「すき」だと思っております。


しかし、こちらのほうも最近は使っておりません


ので、すっかり錆びてしまっているかも知れませ


ん…。



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