FC2ブログ

澪つくし/明野照葉

幽霊に会ったこと、ありますか?


ワタシは一度もありませんし、会ってみたいと


思ったこともありません。


幸いにも霊感には恵まれなかったようですし。


本書は、表題作を含む短編集で、この世のも


のではない世界をテーマとしており、幽霊も


登場します。


しかし、怖いというより、哀しかったです。


本のはなし ホンの少し


表題作「澪つくし」は、本書にも収められてい


て、筆者のデビュー作である「雨女」の続編


です。


邦男は、早くに亡くなった両親にかわり、親代


わりになって育ててくれた兄 伸一が癌に冒さ


れ、余命がわずかであることを知ります。


邦男には、兄嫁である蕗子はどことなく不可


解で馴染めない存在でしたが、その蕗子が


伸一の死を前にして、彼の死は自分のせい


だと言い出すのですが・・・。


タイトルの「雨女」は、みなさんがイメージさ


れる一般的なものとは、読み方も意味も違い、


それが蕗子の謎を解く鍵となっています。







「番町皿屋敷」という怪談をご存知でしょうか。


主人公のお菊がお皿を「いちまーい、にまー


い、・・・」と数えていく、あのコワーい話です。


子どもの頃のワタシにとっては、夜トイレに行


けなくなるほど怖い話で、家の近くのお寺のふ


たをした井戸を見て、「これはお菊が投げ込ま


れた井戸かもしれない」と思いこみ、自分勝手


にビクビクしたりしていました。


しかし、オトナになって考えると、あの話も怖い


のは人間で、幽霊はかわいそうな存在なのだ


と思うようになりました。



本書もそうです。


未練を残して亡くなり、幽霊となってこの世に現


れた人は気の毒ではありますが、怖がるべき存


在には思えません。



ワタシもいつの日かはわかりませんが、この世


に未練を残して亡くなるようなことがないようにし


たいと思っております。


なので、未練を残さないように、せっせと飲酒に


励んでおり、子どもたちには「お母さんが死んだ


ら、仏壇にはビールを供えてね」と頼んでありま


す…。



おもしろいと思って下さった方、
↓ クリックお願いします。ランキングに参加しています。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン


関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

keishomom

Author:keishomom
お引っ越ししてまいりました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR