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ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎

ぬれ衣を着せられたことって、ありますか。

トイレに入っていないのにトイレの電気をつけっぱなしにしていたとされた、などという些細なものまで含めると、ぬれ衣を着せられた経験をお持ちの方は意外と少なくないのではないのでしょうか。

しかし、本書のようなものになると、ぬれ衣という言葉で片付けられるレベルではなくなりますね。

ホント怖いです…。


ゴールデンスランバー (新潮文庫)ゴールデンスランバー (新潮文庫)
(2010/11/26)
伊坂 幸太郎

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仙台での新首相就任凱旋パレードの最中に、ラジコン爆弾によって、首相が殺害されます。

その直後、青柳は犯人として警察に追われることになります。

全く身に覚えのない青柳が無実を叫ぼうにも、警察は執拗に彼を追い、テレビでは彼が行ったことのない場所での彼の目撃証言が次々報道され、彼は追い詰められながら逃げ続けるのですが…。


700ページ近く(文庫本)もある長編にも関わらず、わりとグイグイ読めました。

結末が早く知りたくて読み急いでしまった、という感じでしょうか。

青柳はつかまるのか、つかまらないのか、本当の犯人はだれなのか、急き立てられるようページをめくりました。

首相暗殺、巨大な陰謀に陥れられる一般市民、市民の全てを管理しようとするシステムなど、硬質な題材がいくつか盛り込まれているのですが、それほど硬い感じはしませんでした。

おそらく、青柳の大学時代のサークルの仲間たちとのエピソードが、硬派一辺倒の小説になるのを防いでいたような気がします。

そして、サークル仲間でもあり恋人でもあった晴子が、別れてから青柳とは1度も会っていなかったのに、事件を知って彼の逃亡を手助けするのですが、晴子は結婚していて娘もいて、2人の間には恋愛感情は無い(と思われる)のに、強い信頼関係で結ばれているのがうらやましくなりました。

いい恋愛をすると、別れたあともいい関係が保てる、と聞いたことがあるのですが、これがまさにそうなんでしょうね。


ところで、晴子の4歳の娘 七美が「白ヤギさんからお手紙着いた。黒ヤギさんたら読まずに食べた」というあの有名な童謡を口ずさむ場面がたびたび出てくるのですが、晴子はこれを聞いて、「片思いやすれ違いをモチーフにしているようで、切ない歌だな」と思うのです。

確かにそう聞こえないこともないですね。

手紙だとわかりにくいのですが、メールに置き換えるとよくわかります(ヤギは携帯は食べないとは思いますが)。

常々(というほどでもないですが)思うのですが、ワタシの独身の頃にメールなんてものが無くてよかったな、と。

ワタシはメールの返信が無かったりすると、「ワタシのことを嫌がっているんだ」と凹んでしまうので、これを恋愛に取り入れたりすると、ものすごぉーく心が消耗するに違いありません。

心臓に毛が生えてそうなワタシですが、なぜかメールに関してだけは、ガラスのような繊細な心を持っているようなのです…。


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Re: No title

むらちゃん、読んでくれているんだね、ありがとう。
ブログを引っ越ししたので、新しいブログのしくみがあまりよくわかっていなくて、返事が遅くなってしまいました。
ゴールデンスランバーは読みながら、映画向けのストーリーだなとは思っていたけれど、映画化されていたんですね。
ラッシュライフは読んだけれど、フィッシュストーリーはまだなので、今度読んでみようと思います…。

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