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龍馬のもう一人の妻/阿井景子

坂本龍馬って、女性にモテたそうですね。

昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」にも、彼に関わる女性が何人か登場しましたし。

確かに、熱く夢や野望を語る行動力のある男性に女性が惹かれるのは、わからないことではないですね。

ホントは、夢なんか語らなくてもそばにいてくれる男性とのほうが、幸せになれるんですけどね。

本書は、龍馬の妻としてよく知られている「おりょう」ではなく、龍馬との結婚話が進んでいたとされる、龍馬の剣術の師匠であった千葉定吉の娘 佐那に焦点をあてて、描いています。

いつ戻るともわからず、心を通い合わせたとも言い難い龍馬を、ずっと思い続けている佐那がじれったくて、せつないです。

龍馬のもう一人の妻龍馬のもう一人の妻
(2010/03/13)
阿井 景子

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剣術の千葉道場に女中奉公に出ることになった畳職人の娘「よし」は、そこで塾頭を務める坂本龍馬を知り、道場主の千葉定吉の娘の佐那が彼に心を寄せていることを知ります。

幕末の混乱期にあって、千葉道場も不穏な時代の流れに巻き込まれながらも、よしは心温かい千葉家の人々と幸せな時間を過ごしていました。

そんな中、よしの心を暗くさせるのは、佐那と龍馬のことでした。

定吉が土佐の龍馬の実家に2人の婚姻を申し出る手紙を出し、龍馬の兄権平からも返事があったのにも関わらず、日本の大きな転換を前にして、日本中を駆け回る龍馬が佐那の元に戻ることはありませんでした。

それでも、龍馬のことを忘れられずにいた佐那のもとに、龍馬の死の報が届きます…。


タイトルには「龍馬」と入っていますが、坂本龍馬はあまり登場しません。

千葉家の奉公人である「よし」の目から描かれているため、佐那とその妹の幾久(きく)の生涯を中心にして、徳川の時代から明治に移っていく中の、千葉家の人々の姿が描かれています。

ここには、佐那が龍馬に心を寄せるきっかけとなったような出来事は描かれていませんが、龍馬が千葉道場に在籍中は龍馬に対する佐那の態度に余裕があったことから、龍馬の気持ちのほうが強かったのかもしれません。

しかし、2人が離れ離れになり、龍馬がおりょうと知り合う頃には彼の気持ちは完全に佐那から離れていたようです。

筆者は淡々と、そして「よし」が憶測できる範囲でしか2人の関係を描いていないのですが、それがかえって切なさを誘っているような気がします。

男女の仲には確かなルールなど無いのに(と思うんですけど)、生真面目な佐那は龍馬の心変わりを薄々感じながらも、うまく立ち回ることが出来なかったんですね。


初恋の男性である龍馬のことが忘れられずに生涯独身を通した佐那ですが、もし彼女が今の世の「婚活」ブームを見たら、どう思うんでしょうね。

既婚のワタシには「婚活」はとりあえずは不要ですが、バツ2の堀ちえみが3度目の結婚をするかも、というのをテレビで見ると、このワタシにもこの先2度目の結婚の可能性が無いとも言い切れません。

いつなんどき足を突っ込むことになるかわからない「婚活」というものを、もう少し知っておいても損はないかも、と思ったりする今日この頃です…。


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