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ウーマンズ・アイランド/林真理子

羨ましがられるって、気持ち良いですよね。

謙遜しながらも、自尊心がくすぐられる感じがなんともいえなくて。

本書には、他人から羨望のまなざしを向けられることで自分は幸せである、と実感する女性たちが主人公の短編集です。

ウーマンズ・アイランド (マガジンハウス文庫)ウーマンズ・アイランド (マガジンハウス文庫)
(2009/06/12)
林 真理子

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本書の舞台である、オシャレで近代的な人工島(お台場がモデル?)にはマスコミの社屋や高級マンションが立ち並んでいて、ここに身を置く女性たちは世間の人々の羨望のまなざしに優越感を感じながら、オシャレな日常を送っています。

登場する女性たちは、広告代理店、出版社、テレビ局など華やかな職場で働いていたり、専業主婦として高級マンションに暮らして贅沢な時間を送っていたり、脚本家になるという夢を叶えるべくコーヒーショップでアルバイトをしていたり。

そのひとつひとつの話の全てにイケメン人気俳優の深沢が登場し、その主人公たちの何人かと関係を持つということでそれぞれの話をつないでいき、長編小説の様相も呈しています。

女性には夢の島とも思えるその人工島ですが、実は影の部分も持っていて…。



筆者は女性が憧れる華やかな世界を描きながら、実はその世界にシニカルな目を向けています。

そこが女性特有の意地悪さのツボを刺激して、おもしろく読めてしまうのかもしれません。

こんなチャラチャラした生活を送っていて将来はどうするのかしらねぇ…、と皮肉な感想を持ちながら、読んでしまうんでしょうね。

そうは言うものの、ワタシだって、こんな生活をしてみたくないことはないのです。


『ミセス』という雑誌をご存知でしょうか。

『オレンジページ』『レタスクラブ』とは違い、エルメスのバッグやウン十万もするワンピースが登場する、セレブな主婦のための雑誌です。

こんなの、ワタシには関係ないな、と思いながらも、なぜか読んでしまうのですが、その後ユニクロのチラシを見ても、何の違和感も感じないところが、ワタシのような庶民の素晴らしいところなのではないでしょうか…?


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