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年下の男の子/五十嵐貴久

男性が女性より年下のカップルって、どう思われますか。

本書に登場するのは、男性が女性より14歳下のカップルです。

そんなの、ありえなーい!とおっしゃる方もおられると思いますが、これを読むと、主人公である彼女が戸惑い思い悩む姿が切なくて、こんな恋愛してみたいな、と思われるようになるかもしれませんね。


年下の男の子年下の男の子
(2008/05/16)
五十嵐 貴久

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37歳で独身の晶子は、結婚を諦めたわけではないのですが、将来のことも考えてマンションを購入します。

「銘和乳業」の広報課に勤める彼女は、担当する仕事にトラブルが発生し、取引先のPR会社「青葉ピー・アール」の契約社員である児島と2人で、「銘和乳業」の新製品の広告を掲載したフリーペーパーに訂正シールを貼るという作業を徹夜で行うことになります。

その後、銘和乳業の担当者となった児島に対して、晶子はその仕事ぶり、人柄に好感を抱きますが、14歳という年の差もあり、恋愛の対象として見ることはありませんでした。

しかし、児島は、晶子の引っ越しを手伝ったりしながら、徐々に彼女との距離を縮めていき、控えめながらも彼女にアプローチしていくのにも関わらず、年齢にこだわる晶子は彼の気持ちが信じられず、断り続けるのですが…。


アラフォー女性と一回り以上年下の男性との恋愛とはいえ、最近流行りの「熟女好き」という言葉では片付けたくない、切なくてけなげなストーリーです。

晶子は、責任感を持って仕事をこなし、結婚に対しても消極的でもなければ貪欲でもない、ほどほどの恋愛経験を持つ、ごく普通の等身大の女性です。

また、児島も一見頼りなげでありながらも誠実に仕事をこなす、これまたごく普通の、どちらかといえばイケメンの部類に入る男性です。

14歳差という、あまり一般的ではない恋愛をするようには見えない2人のなかなか進まない関係が中学生みたいで、じれったくてもどかしいのです。

そして、別れがみえる恋愛はしたくないと、児島のアプローチに消極的だった晶子が付き合っていくうちにどんどん彼に気持ちが傾いていき、そうなると、今度は別れたあとの傷が深くならないうちに終わらせようとする姿が切ないんです。

筆者が男性だとは信じられないほど、年上である晶子が自分よりずっと若い児島に抱く負い目の描写が秀逸で、その思いが痛いほど伝わってきます。


あまり多くなさそうな年の差カップルですが、意外と多いみたいですね。

お母さんがお父さんより9歳上、という友人がいるのですが、不思議なことにこのご夫婦、どう見てもお母さんのほうが若く見えるんです。

ワタシの周囲の年の差夫婦にはこういうことがよくあって、ご主人、奥様のどちらが年上であるかに関わらず、ご夫婦が並ぶと実際の年の差ほど年齢が離れているようには見えないことが多いです。

ということは、オットがワタシより6歳上のウチの夫婦も、多少はその傾向にあるのかもしれません。

オットが若づくりをしているからなのか、ワタシが老けているからなのか、はわかりませんが、こういうことは知らずにいたほうが幸せなんでしょうね…。



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