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7人の敵がいる/加納朋子

PTA、自治会、地域の子ども会に入会する際の鉄則といえば、意見を言わない、目立たない、ボスに逆らわない、ではないでしょうか。

お給料をもらって働く仕事の原理を持ちこんだりしたら、必ずといっていいほど失敗すると思います。

本書の主人公 山田陽子は編集者として激務に追われる毎日を送っていますが、息子が小学校に入学して、PTAデビューし、そこで大波乱を起こします。

七人の敵がいる七人の敵がいる
(2010/06/25)
加納 朋子

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陽子は息子 陽介の入学して最初の授業参観後に出席した懇談会で、初めてPTAの役員決めというものに遭遇します。

立候補する人もいなければ、誰ひとり意見を言うこともなく、沈黙の中遅々として進まない会議にイライラした陽子は、「忙しい自分にはこんなことに付き合っているヒマはない、役員は時間のある専業主婦がやればいい」と発言し、そのうえ、暗黙の慣習を知らない陽子は空気の読めない行動をして、クラス全員の保護者を敵に回してしまいます。

しかし、仕事が忙しく時間が無いからといって効率だけを優先し、正しいことを強引に押し通そうしてきた陽子でしたが、PTA、スポ少、自治会、姑や小姑、との関わりの中で、時間と手間をかけてでも、誰もが納得できるように心を砕く方法を見出していくのです…。



現代の母を取り巻く環境は苛酷です。

陽子も言っていますが、母親というのは、子どもを人質にとられているようで、思うように行動しにくい、というのは確かですね。

ひとこと言いたいところだけれど、子どものことを思えば黙っておこうかな、と思ったことがワタシにもありますし。

しかし、陽子が主婦や母親の立話を無駄と切り捨てるのは、大きな誤りだと思います。

終盤、陽子も一見無駄に思える立話の中で、ダイヤモンドのような情報があったりすることに気付きますが、まさにそうなんですね。

人当たりが良さそうに見える人が要注意人物であったり、立派そうに見える先生に意外な落とし穴があったり、と立話は情報の宝庫といっても過言ではないような気がします。

組織に勤務する方にとっては、飲み会や分煙室などが、主婦や母たちのこういう立話に該当するのかもしれませんね。

そして、本書にも登場しますが、PTA役員を口裏をあわせて仲の良い者同士で務めたりすることって、よく聞きますね。

それは、仲良しごっこをしているわけではなく、無償でする仕事を、きちんと責任を持って働いてくれるかどうかわからない人とやるほど割に合わないことはない、と考える母たちの知恵なのです。

ワタシもそんなふうにして親しいママ友と役員をやろうとしたことがあります。

しかし、定員2人のところにトラブルメーカーと噂される方が手を挙げたため、じゃんけんで決めるという最悪の事態になったのです。

が、そんなこともあろうかときちんと打ち合わせしておいたワタシたちは、無事そのトラブルメーカーを押しのけて、当初の計画どおり2人で役員を務めることができました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、じゃんけんは最初にパーを出す人が多いんです。

これを逆手にとって、ワタシたちは無事に切り抜けたわけなんですけどね…。



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