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テティスの逆鱗/唯川恵

テティスとは、ギリシア神話の女神の1人だそうです。

母性に満ちて温かく、困っている人を放っておけない性格だったとされています。

本書の主人公である美容整形外科の女医の晶世も、美を追い求める女性たちの飽くなき要求に応えようとしています。

しかし、彼女たちの要求はとどまるところが無く、どんどんエスカレートしていくのです。

ここに登場する女性たちの美へのこだわりは際限が無く、読む者に怖ろしささえ感じさせます…。

テティスの逆鱗テティスの逆鱗
(2010/11)
唯川 恵

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美容整形外科医として優秀な腕を持つ晶世のクリニックには、様々な客が訪れます。

更年期を迎えた女優 條子(じょうこ)、優しい夫と可愛い息子を持ち、編集者として働く多岐江、売れっ子キャバクラ嬢の莉子、父親から援助を受けながら、そのお金を湯水のように使う涼香。

晶世にとって上客である彼女たちですが、その要求は常識の範囲を超えており、晶世を悩ませます。

しかし、心の奥にコンプレックスを抱えた彼女たちは、美容整形によってもたらされる表面的な変化では心が満たされることはなく、その要求はエスカレートしていくのです…。




美容整形は、最初の高いハードルを越えると、次からは極端にハードルが低くなり、次々繰り返していく人が多いと聞いたことがあります。

少し(ではなく、かなりかも)違いますが、ワタシも似たような経験をしたことがあります。

ワタシはアラフォーと呼ばれる年齢になってからピアスの穴を開けたのですが、実際に行動に移すまではものすごぉく悩み、病院に行ってからも、やっぱりやめようと、何度も待合室のソファから立ち上がったりしていました。

しかし、いざ開けてしまうと、「なーんだ、こんなものか」と、それまでの躊躇が嘘のように消えてしまい、「もうひとつ開けてもいいかも?」などと思ったりしたのでした(実行には移していませんが)。

このことから、美容整形という一線を越えた人の心理とはこういうものなのではないか、とワタシは思うのです。




主婦のランチの話題といえば、子どもと夫のグチに続いて、美容に関するものが多いような気がします(ワタシの経験上ですが)。

といっても、これから結婚するわけでも無く、オンナを武器にするお仕事につく予定があるわけでも無く、また、おそらくもう恋愛もしないであろう(と思う)女性たちの美容に関する情報交換など、たかが知れています。

テレビで見た安易な美容法だったり、話題になっているマユツバもののダイエット法だったり、口コミの美肌術だったり。

そして、不思議なことに、その場では熱心に話していたはずなのに、なぜか家に帰って夕食の支度を始めるころには、あらかた忘れてしまっているのです…。


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